圓谷綾乃〜おしゃべりピアニスト♪〜

神奈川県在住、東京芸術大学卒業後ドイツにて6年間研鑽を積み、危うくドイツ人になりかけたピアノ女子が、音楽や飼い犬やお酒など、好きなことについて綴るブログ。

指の力を鍛える🎹1

皆様こんにちは✨

温かくなったり寒くなったり、気温は不安定なのに、なぜかすでに安定して飛散している花粉😱

エンタニにとって不快指数が高い3月がまたやってきました💦

花粉症とはもう小学校低学年の頃からの付き合い。

春という素敵な季節に毎年毎年、、、いい加減解放されたいものです💦とほほ。

 

さて今回は、ピアノ演奏でより良い音を実現するべく、「指を強くする」ということについてお話してみたいと思います🎶

 

まず、指が強いとはどういうことか?

指相撲で誰にも負けないとか指立て伏せができるとか、決してそのようなことではありませんよ⁉️🤣

もちろん色んな段階に応じて「指が強い」という言葉の定義は変わってくるとは思うのですが、初歩の段階ではまず、指に力があると正しいフォームで鍵盤の底までしっかりと打鍵でき、そして適切なタイミングで離鍵できるようになります。

また、指一本一本が独立していると、一音一音をはっきりと発音できるようになり、それぞれの音を一定の音色とリズムで弾けるようになっていきます。

(特に3〜5の指はそれぞれを独立させることが難しく、初心者はここで音が転んでしまったり(音の長さが揃わないということ)、前の音(鍵盤)から指を離すことができずに次の音と重なって濁ってしまったりする人が多いんです。)

 

指での適切な打鍵離鍵ができていると、芯のある立ち上がりの良い音が一つ一つハッキリと出るようになるので、それだけである程度きちんとした演奏に聞こえるようになります😊

(もちろん、これができた先で今度は手首や肘、肩の使い方を学び、それらを使ってさらに音楽的な演奏にしていくのですが🤓)

 

で❗️

やはりこういうことができるような「強い指」を育てるためには、まず何よりもご本人の忍耐力が必要となります。

ピアノを弾くということは、一見すると鍵盤を指で押すだけで音が出るので、誰にでもできるような気がするのですが、基本的な姿勢やタッチを習得するだけでもある程度の時間を要しますし、それが終われば次はいくつかの異なるタッチを学び、レガートやスタッカートを弾き分けてみたり、様々な音色を作り出せるようにしたり、そしてそれと同時に指が効率的にしなやかに動くようにするためのテクニック練習もして、などなど。。。なかなか時間と労力のかかる楽器なのです💦😭

「ただ音が出れば良いというものではない。」

これは私の経験上どの楽器でも(歌ですら)そうなのですが、音を出すことは楽器によってはとても簡単なんですよね。でもこの「出た音」の羅列で出来上がるのは残念ながら一般的に言われる「デタラメ」演奏💦(今の私のフルートが正にコレ😱笑)

読譜や楽曲分析、テクニックなど、大切なことは他にも色々ありますが、楽器演奏を通じた「音楽」の最大の楽しみは、自分で一つ一つの音(色)を作り出して、それを重ねていきながら好きな曲を自分なりに演奏(表現)することだと、エンタニ個人的に思うのです。

 

というわけで何故指を鍛えるかというと、「叩いてたまたま出た音(物音)」がだんだん「弾いた音(楽器の音)」となり、それが将来的には「音楽(演奏)」を楽しむために必要不可欠な要素となるからなのです✨

 

前置きが長くなってしまいましたので、実際にどう鍛えていくかはまた次回🎶

指を鍛えるために必要なものは主に以下の3つですので、ご興味がおありの方は次回までに是非ご準備下さい🤓笑

「忍耐力」「耳」「ハノン」

🤣🤣🤣

注)エンタニの個人的な意見です。

 

最後に、本日はピアノとお花の写真を💐

好みの色だったので思わずパシャリ📸

ステキですね〜🌸

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浜松にて。